長府製(CHOFU)エアコンクリーニング床暖房連動型の注意点
2022年6月7日

床暖chofu(長府)エアコン房連動型
一条工務店の長府製エアコン床暖房連動型(ヒートポンプ式)エアコンをクリーニングして、故障したという方は、多いのではないでしょうか?
長府製の床暖連動エアコンは、ベテランの業者さんでも正しい洗浄方法を知らない方が多いのが現状です
それは、エアコンの電源供給の仕組みが意外と難しいことと、メーカーや設置方法によって異なる事が原因になります
正しい方法で洗浄をしないと大きな失費になる可能性がありますので気を付けましょう!
一条工務店の床暖房は、3つの設備で構成されてます

1・不凍液が循環する床下のパイプ配管設備
耐久性は、50年ですがあくまで耐久性なのでそれを保証する訳ではないですね。
ここが故障した場合の修理費用は・・・
例えば、
配管に穴が開いて不凍液が漏れていた場合、穴の位置が中々特定できないので、床を全めくりするケースもあるでしょうね。
そうなると費用は数十万では収まらないかもしれません
2・不凍液の温度を制御する管理設備
ここが故障した場合の修理費用は、約10万円~20万円
3・不凍液を暖める室外機
循環ポンプ、制御基板のみが故障した場合、各部品交換で約15万円前後
室内機まで故障して、室外機と合わせて交換する場合、
室内機+室外機+不凍液+取り付け工事費=40万円~45万円
怖いですねぇ~(;^_^A
通常壁掛けエアコンの電源図(例)

長府床暖房連動型エアコンの電源図(例)

長府製エアコン、床暖連動の正しいコンセントの抜き方

室内機のコンセントを抜く前に床暖房の元栓を閉めて電源を切らないと故障の原因になります
床暖連動型(ヒートポンプ式)のエアコンの場合、無暗にコンセントを抜いてはいけません
上記の図をみてお分かりのようにエアコン室内機と室外機と床暖房の3つが連動している為、
エアコン側のコンセントを抜いても床暖房の100Vは落ちていません
床暖房とエアコンは通信線で繋がっている為、何かの拍子に通電してしまい故障する可能性がります
では、
室内機のコンセントを抜く前にやることを紹介していきましょう
一条工務店:長府RAYエアコン、床暖房連動型のケース

①お家の何処かに床暖房の集中配管が設置してあるヘッダーボックス(不凍液循環ホースが集中しているBOX)がありますので探してください
ヘッダーボックスを開ける

②一条工務店さんからボックスのカギを受け取っているはずですので、その鍵でボックスを開けましょう
ヘッダーボック内

③鍵を開けると不凍液循環ホースがあります
バルブを2か所締める

④上下2か所に黒いネジが付いた【元栓】がありますので、
こちらを【下に押しながら右に回し】元栓を閉めます。

⑤上の元栓を閉めたら下の元栓も同じように閉めて下さい
ちなみに
特定の部屋を止めたい場合は、マイナスドライバーを使って
該当する部屋のバルブを右に90度回し「閉」に合わせます
再度使用したい場合は、左に90度回し「開」に合わせます
ただし、見取り図に記載されている名称が四角で囲まれている部屋は、温度センサーが設置されていますので、不必要に止めてはいけません
コンセントを抜く

⑥2か所の元栓を閉めたら、コンセントを抜きましょう
コントロールパネルの確認

⑦コンセントを抜いたらコントロールパネルの電源が切れたか確認して下さい
電源が切れていればOKです
室内機のコンセントを抜く

⑧長かったですが、これでようやく室内機のコンセントを抜いてもよい状態になります
・洗浄が終わったら、この手順を逆から行えばOKです
・床暖房(ヒートポンプ式)は、冬のシーズンが終わったら上記⑥番までの手順で配管の元栓を閉めておくことを一条工務店が推奨しています
・不凍液の交換目安は、配管素材によりバラバラで3年~7年と言われていますが一条工務店の場合10年と言われていますのでお高いやつですね。
古いタイプの長府製床暖房連動型電源

★ヘッダーボックが無い頃の床暖房連動は、電源の供給を室内機から受けています

なので室内機のコンセントを抜くと、床暖房コントローラーの電源も切れてしまいます
古いタイプのコンセントを抜く方法

まずは、室外機をチェック
現行タイプであれば、ホースの束はヘッダーボック内にありますが、古いタイプの場合
室外機に直接接続されいます

接続部分の根本を1本つづマイナスドライバーで90℃回して不凍液を止めます
★この写真の場合、4本ですので4本全て止めてから室内機のコンセントを抜いてください
【POINT】
現行タイプであれば、1F部分も2F部分も1つの室内機で熱交換を行っていますが
古いタイプの床暖房は、1F部分と2F部分が別々に管理されている事が多い為、2Fに長府製エアコンがある場合は、
1Fと同じ手順を行って不凍液を止めてからコンセントを抜いてください
※但し不凍液循環ホースが室外にある事で古くなると室外機側の根本で液漏れを起こしている場合がありますので作業前に点検しましょう
注意点
POINT①
床暖房側の電源を切らずに室内機のコンセントを抜くとコントロールパネルにE8通信エラーが出ますPOINT②
ヘッダーボック内のコンセントを抜くと床暖房タイマーの時計もリセットされます
一条工務店:床暖房リモコン設定簡単マニュアル 基本タイマー設定編
POINT③
長府製のエアコンは、機種によって垂直ルーバーのモーターがドレンパン下にあるため
ドレンパンを脱着しないと
その為、完全分解洗浄でしか作業をお受けできないタイプとなります
POINT④
9年以上経過した長府床暖房連動エアコンの洗浄は、お断りしています
【理由】
・古くなった床暖房は、不具合が出るリスクが高くなっています
(通常のエアコンよりも室外機の負荷が大きく10年で寿命だと言われています)
・万が一故障した場合、部品の製造が終わっている為、修理対応が出来ません
以上の理由から古くなった長府製床暖房連動エアコンのクリーニングはお断りしていますが、どうしてもという場合は、ご相談ください。
長府製エアコンモーターの位置

これは、ドレンパンを外した画像です

左右ルーバーのモーターは、横にあります

垂直ルーバーのモーターが下側に設置されている為、ドレンパンを外してモーターを外してからクリーニングをしないと不具合を発生させる原因になります
★分解が出来ない型番
42✕(k)(E1)-IJ
一体型・一条工務店のレイ(RAY)モデル(RAY4042✕)
手順を無視したらどうなるの?

手順を無視しして無暗にコンセントを抜いて、アンバランスな電圧状態を作ってしまうと当然故障するリスクが高まります
特に床暖房が動いている冬場などは、更に故障するリスクが高くなります
上記にも触れたように、一条工務店の長府製床暖房連動型エアコンは、故障するとお高くつきます
ヘッダーボックのコンセントを抜かずに作業してよく聞く話しでは、室外機の基盤や循環ポンプの故障が多いようです
【重要POINT】
9年以上経過した長府エアコンで経年劣化によるガス不足(ガス漏れ)によってエアコンの効きが悪くなった場合は、必ず一条工務店経由で長府のメーカーさんに修理を依頼してください。
安易にネットで探した業者さんにガスの装填を依頼すると電源を入れたままガスの装填する為、故障するリスクが高くなる上に故障しても責任を取って頂けない事があります
※理由としては、他メーカーの場合、通常ガス装填で基盤が故障する事は考えられない為、因果関係が証明できないので経年劣化であるという判断になる為です
また9年以上経過している為、交換部品が無い可能性があり全交換が必要になり高額請求になります
ちなみに
床暖房連動型エアコンは、多メーカーへの切り替えは出来ませんのでいくら高額でも床暖房を使い続ける限り長府製作所のエアコンになります
POINT

床暖房が連動しているエアコンかどうかを確認する場合は、室外機の後ろを確認
通常室内機から2本の銅管とVFF線が1本来ているだけですが
床暖房が連動している場合(マルチエアコン)は、床暖房のホースが余分に付いています
ちなみに
一つの室外機で室内機を2つ動かしている場合などは、銅管が4本と単相200Vのコンセント線が1本出ています
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