LIXILのトイレ【キレイが100年続く】って本当なの?
2022年10月18日
トイレって毎日長く使う場所だから失敗したくないですよね
最近は、トイレと一言でいっても多種多様のモデルが登場しています
また、近年の衛生意識の向上によりお手入のしやすさを重視される方も増えてきました
そこでこの記事では、おそうじのプロが後々のお手入まで含めて、
トイレの3大メーカーと言われている、TOTO、LIXIL(旧INAX)、Panasonicの3社についてぶっちゃけます
LIXILのキレイが100年続くって本当なの?
キレイが100年続く度★★★★☆(サティス)
【性能】
陶器の上にアクアセラミック層(ナノレベルの親水性)
パワーストリーム洗浄
ワイドスクエア便座
キレイ便座(便器との隙間よごれ真上に上げてお掃除)
フチレス形状
泡クッション
電動お掃除リフトアップ
ノズルが2本
ノーブルレーベル(音楽が流せます)
「100年クリーンとは、同一部位の摩擦回数2往復で年間365日お掃除した場合
お掃除ブラシで約7万回(100年相当)の往復を想定しています」
つまり、
きれいなブラシで7万回擦っても素材が劣化しなかったという実験結果です
そいいう意味では「100年キレイが続く】や、ほぼ掃除いらず
などというのは消費者に過度な誤解を与える「おとりコピー」と言われても仕方ありません
事実1年~2年で結構頑固な尿石がついている事が多々ありますのであまり鵜呑みにしない方が無難です
【注意ポイント】
LIXILさんの上位トイレは一定の使用期間(約10年?)が来ると電源ランプが高速点滅を始めます
この高速点滅は、有料の『おまか点検』によってメーカーさんしか戻せない仕様になっています
無料ならまだしも、ある意味で有料(約7000円)の時限爆弾みたいでマイナスポイントです( ;∀;)
※一部機種によっては【おしり】スイッチ+【ビデ】スイッチを20秒間同時に押す事で強制リセットされます
LIXILのお手入方法注意点
LIXILの取り扱い説明書を見ると お掃除をする際は、中性洗剤(研磨剤なし)をご使用して下さい。 強アルカリ、研磨材入り洗剤、フッ素系洗剤、フッ素系洗剤(フッ化水素、フッ化アンモニウムを含む)、金属製や研磨剤入りのブラシなどの道具は使用しないで下さいと書いてあります
しかし、3ヵ月、半年とお掃除をさぼった場合、汚れはどんどん頑固になりますので、中性洗剤で落とせるレベルを優に超えてしまいます
LIXILのトイレ(陶器)年表
1945年より生産を開始し、1993年に銀イオンを混ぜた抗菌加工を開発、
1994年にキラミックを使った「抗菌トイレ」を発売
1999年に水アカを抑制する「プロガード」仕様のトイレの発売開始
2001年に抗菌プラス+平骨(へいかつ)さを向上したキズに強い「ハイパーキラミック」発売
2007年、抗菌の国際規格、ISO22196に準拠した商品を発売
2016年4月、「アクアセラミック」を住宅用トイレに発売
これまで71年もの年月をかけて汚れにくい便器を開発しています。
しかし、はっきり言って中性洗剤だけのお掃除でトイレの黄ばみや尿石を防ぎきる事は、現代の技術を持ってしてもまだ出来ていません。
説明書通りのお手入方法で汚れが落ちないのですが?
説明書通りのお手入方法で汚れが落ちないのですが?
LIXILさんにこんな問い合わせてみると結果的にご使用をお控えくださいと書いてある洗剤でお掃除して下さい
という返答になります(;^_^A
ただし【自己責任】という注意書きがあります
アクアセラミックとは、陶器の上に高硬度のジルコンを釉薬の表面まで含ませており、親水効果が発生する事で汚れ落ちをよくする技術ですので研磨剤や固いブラシのご使用は控えた方がいいですが、強く擦らず汚れの表面だけを削る技術があれば使ってもOKです
また、中性洗剤で落ちない尿石や黄ばみ汚れは、物理的に研磨するか、酸性などの洗剤を使うしかキレイにする方法は、ありません
※但しフッ化水素、フッ化アンモニウは使わない方がいいです
トイレの黄ばみの原因は、洗浄水に含まれているカルシウムイオンが排泄物の尿酸やリン酸と化合してできたもので一度頑固になった水垢は、中性洗剤と柔らかいブラシで擦った所でビクともしないです
TOTOのひとつ上の「きれい」ってよごれにくいの?
ひとつ上の「きれい」度★★★★★(ネオレスト)
【性能】
陶器の上にセフィオンテクト層を焼き付け(ナノレベルの親水性)
使うたび除菌(便器もノズルも毎回除菌します)
プレミスト(水のミストを噴射)
トルネード洗浄
おそうじ超ラク(フチなし形状)
ノイズレスデザイン(凹凸が少ない設計)
お掃除リフト(フォシュレットの前方がリフトアップ)
クリーン便座(継ぎ目なし)
脱臭機能付き
何百種類もの便器をクリーニングしてきましたが近年のTOTOの便器は、他社の製品よりも多少汚れにずらくなっていると思われます
特にクリーン便座(継ぎ目なし)、フチなし(リムなし)などの技術により、
一昔前の便器に比べると非常に汚れずらくなっています
Panasonicのアラウーノが傷つきやすいって本当?
アラウーノが傷つきやすいって本当?★★★☆☆(アラウーノ)
アラウーノが傷つきやすいっというのは大げさですが、そもそもPanasonic得意のスゴピカ素材ですので、
陶器を使用しておらず、便器の素材は、有機ガラスになっています
有機ガラスは、一言でいうと非常に固いアクリルガラスです
(飛行機の窓や水族館などに使われる素材)
「割れ」や「ヒビ」といった点において陶器よりも優れていますし非常に軽くコストが安いのが特徴です
また強度は高いのですが細かい傷が入る事はありフッ素系洗剤を使用すると素材が焼ける事もあります
ただ陶磁器と比べると格段に汚れ落ちは良いですが、TOTO、LIXILのように陶器の表面に特殊加工をしている2メーカーと比べると汚れ落ちなどは劣ります
※便座、台座は、ポリプロピレン樹脂ですので子供用便座などを置けば、普通に傷が付きます
トイレリフォーム失敗しないためのポイント①費用相場
トイレのリフォームなどで購入や買い替えを検討している場合、
まず確認したいのは、費用相場ですよね
トイレの全面リフォームの相場費用は大体20〜30万円が1番多いようですが、
排水管工事が必要の場合はプラスで約10万円程度かかるケースがあります
また介護保険やバリアフリーリフォームなど補助金が利用できることもありますので業者さんに聞いてみましょう
リフォーム費用の内訳
・トイレ本体の価格
※最新モデルや旧モデル、人気の度合などにより一概には言えませんがメーカー小売価格から30%~40%前後値引きされるのが相場のようです。
・床、壁などの素材費用
・カウンターや手すりなどの素材費用
※システムトイレの場合は、トイレ本体の価格に含まれています。
・工賃、諸費用
トイレリフォーム失敗しないためのポイント②相見積もりを3社取る
リフォームで一番重要な事は、相見積もりを取る事です。
これは1番安い所を探そう!っという訳ではなく、プロの意見やアドバイスを数社から取りましょう。っという意味です。
また、各社の見積を比較してみると後々の事を考えたお客様目線の提案なのか、自社の売り上げだけを考えた提案なのか、色々な事が見えてきます。
トイレリフォーム失敗しないためのポイント③マンションにおける注意点
リフォームは、戸建てとマンションでは施工方法や勝手が違うことが多々あります。
1・契約の確認
戸建の場合は、ハウスメーカーに確認しましょう。
他社のリフォームが入ると保証が無効になる事があります。
マンションの場合は、管理契約を確認して、リフォーム自体が契約に違反していないかをよく確認して下さい。
違反している場合、退去時に原状回復を求められる事があります。
また、マンションの場合は、排水方式が夫々異なるため、工事内容に制限が出ることもがありますので、これも含めて事前に確認しておかなければなりません。
安いからといってネットで注文して取り付けだけ業者にっと思ったら、取り付けが出来ないタイプだった・・・という事はよくある話です。
トイレリフォーム失敗しないためのポイント④メーカーと商品選び
メーカーによって色々な機能や色々な機種があってよく分からないですよね(;^_^A
メーカーごとの商品の特徴は違い、求める機能によっておすすめのものは変わります
トイレは大きく分けて3種類
・コスト重視なら組み合わせ式(セパレートタイプ)
便器+便座+タンクが3分割されている一般的なトイレです
・デザイン性重視なら一体型(シャワー一体型)
便器+便座&タンクの2分割タイプ
・コンパクト重視ならタンクレス
便器&便座&タンクが一つになったタイプ
・スペースに余裕があれば、システムトイレ
手洗いカウンター組み合わせ
その他
お掃除のしやすさや、耐久性など細かいポイントをメーカーと商品別に解説していきます
トイレの国内シェア
ToTo 55%
LIXIL(旧INAX) 25%
Panasonic 10%
その他が10%となっており、上位を3メーカーが占めています。
その3メーカーにて、もっとも質問があるのが
TOTOのひとつ上の「きれい」ってよごれにくいの?
LIXILのキレイが100年続くって本当なの?
Panasonicのアラウーノが傷つきやすいって本当?
この3つになりますので、一つ一つみていきましょう。
各社の商品紹介
TOTO
LIXIL
Panasonic
TOTO 陶器+セフィオンテクト 100万の1ナノ
LIXIL 陶器+アクアセラミック 100万の1ナノ
Panasonic 樹脂(有機ガラス) ※スゴピカ
TOTO フチなし
LIXIL フチなし
Panasonic フチあり
TOTO トルネード洗浄
LIXIL パワーストリーム洗浄+水泡
Panasonic スパイラル水流+洗剤泡
TOTO 次亜塩素酸
LIXIL 銀イオン+レディースノズル有
Panasonic オゾン水
TOTO 次亜塩素酸
LIXIL プラズマクラスター
Panasonic オゾン水
TOTO カートリッジ
LIXIL プラズマクラスター
Panasonic ナノイー
TOTO フルート
LIXIL フルート
Panasonic フルート
1位 Panasonic アラウーノⅬ150 1620円
2位 TOTO ネオレストNX 1809円
3位 TOTO ネオレストNX 2052円
TOTO ネオレスト 3.8Ⅼ
LIXIL サティス 4.0Ⅼ
Panasonic アラウーノ 4.6Ⅼ
2021年最新ランキングトイレ部門
2021年リフォームのプロが選ぶ人気のトイレ総合ランキング
5位 Panasonic アラウーノS141 タンクレス
6位 LIXIL サティス タンクレス
7位 LIXIL リフォレ 隠し一体型
8位 LIXIL プレアス 一体型
9位 Panasonic アラウーノⅤ
手洗いなし・組み合わせ便器
タンクレストイレのデメリット
タンクレストイレは、見た目もすっきりしておりスタイリッシュな為、人気がありますが、欠点もあります
・手洗い器を追加で設ける必要がある
・10年後に故障するとほぼ修理在庫がなくまるごと交換になる
メーカーの部品保有期間は製造中止から6年~7年です
一番故障が多い箇所は、ウォシュレットが動かない、便座が温まらない、自動開閉しない、になります
通常であれば、1万円~3万円程度で修理可能ですが、交換する部品が無い場合、トイレをまるごと交換になります
TOTOの場合は、機種が変わっても内部部品が同一部品である事が多いですが、その他のメーカーはモデルチェンジで頻繁に内部部品も変わります
あなたのトイレリフォームに少しでもお役に立てれば幸いです
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【資格・ライセンス】
・技術ライセンス
・壁紙染色ライセンス
・除菌清掃ライセンス
・追い炊き配管洗浄ライセンス
・ドラム式洗濯機除菌清掃ライセンス
・ハイレベルライセンス
・水回りコーティングライセンス
高い技術でのクリーニングを提供する事で、より多くのお客様へ感動と満足を体験して頂きたいと思っています。