梅雨時のカビ臭いエアコンの掃除術と予防法をプロが分かりやすく解説
2020年6月15日
カビが繁殖しやすい「3つの条件」を崩す
カビには多くの種類がありますが、一般的な住環境では以下の3つの条件がそろうと繁殖しやすくなります。
①温度20℃~30℃
②湿度が60%以上(水分がある場所も)
③カビの栄養分(ホコリ、タンパク質や皮脂、汚れなど)
どれか1つを取り除くとカビが繁殖しにくくなります。
とはいえ、人が快適に過ごすには、①の温度をかえるのは現実的ではありません。②の湿度(水分)、もしくは③カビの栄養分を取り除く方法が、カビ対策としては取り組みやすいです。
【梅雨は特に注意】カビの生えやすい意外な場所
梅雨の時期でカビといえば、お風呂やキッチンなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、梅雨時にカビのお悩みで一番多いのはなんと「エアコン」です。
<カビのお悩み順位>
1位 エアコン
2位 お風呂
3位 洗濯機
※おそうじ本舗調べ
お風呂や洗濯機は、水をたくさん使う場所なので「カビ」が発生しやすいのは想像しやすいと思います。それに負けず劣らず、場合によってはお風呂や洗濯機以上に、エアコンの内部にはカビがビッシリ(!)ということも少なくありません。
カビのお悩みでエアコン1位という傾向は、ここ10年以来年々増しており、いまや2位以下に圧倒的な差をつけてエアコンがダントツです。
※2019年6月、12月の問合せメニュー
しかも、エアコンの中でも「お掃除機能付き」タイプは、エアコンクリーニング全体の約半分近くに到達しようとしています。※2020年5月時点
たくさんの機能がついたエアコンですが、それでもカビに困っている方が増えているということです。
梅雨にエアコンのカビ対策が重要な理由
梅雨で雨が降ると困るのは
・窓を開けた換気がしにくい
・ジメジメして不快・過ごしにくい
・洗濯物が乾きにくい
という環境になりやすく、快適な温度・湿度にするために、梅雨からエアコンを使い始めるご家庭が増えます。
「ピピッ」
すると、冬の暖房使用時には気にならなかったエアコンから、「埃っぽいイやな臭い」が吹き出してくることが。この原因は「カビ」であることがほとんどです。
エアコン内部のカビ
エアコンに空気の換気機能はありません。エアコンは、室内の空気を外に排出したり、外の空気を取り込んでいるのではなく、室内の空気を取り込み、エアコン内部で冷やしてからまた室内に吐き出して、ぐるぐる循環させているのです。
梅雨で窓を閉め切ることが多い、自宅で過ごすことが多い今だからこそ、エアコン内部のカビ対策が重要です。
エアコンのカビ対策
冷房を使うと、エアコンの中の熱交換器がキンキンに冷え、その間に空気を通すことで、冷たい風を部屋に送り出します。すると、氷が入ったグラスにつく水滴のように、エアコンの中には結露水が発生します。ベランダのホースから水が出てくるのはその結露水です。
エアコンは部屋の空気を循環させる過程で、室内のホコリ・料理中の油(水蒸気)・タバコのヤニなどの汚れも入ってくるので、それらがカビの栄養分になります。
<カビが繁殖しやすい「3つの条件」>
①温度20℃~30℃
②湿度が60%以上(水分がある場所も)
③カビの栄養分(ホコリ、タンパク質や皮脂、汚れなど)
つまり、エアコンの中はカビが発生する条件がそろいやすい環境にあります。
自分でできるエアコン掃除では、②の水分、③の栄養分がたまらないようにお手入れするとカビ予防になります。
【カビを予防】
・エアコン内部の乾燥
冷房使用後は、すぐにエアコンを切らず「送風機能」もしくは「内部クリーン機能」を使い、エアコンの中に発生した結露水を乾かします。機種にもよりますが1時間~2時間が目安です。
・フィルター掃除
カビの栄養分になるホコリなどの汚れを取り除きます。
エアコンの前面パネルを開き、掃除機を使ってエアコンフィルター表面のホコリを吸い取ります。しばらくお掃除していない場合は、先にフィルターを外すとホコリが床に落ちてきてしまうので、ホコリが多い場合は先に掃除機を使うと手間になりません。
・室内環境に注目(室内ホコリ、油汚れ・タバコ)
エアコンは室内の空気を吸い込んでいるため、室内の汚れになるものを普段から取り除いておくとカビが発生しにくくなります。
<例えばこんなこと>
・エアコンの上部のホコリ(空気を吸い込む場所)
・家具の上など室内のホコリ
・キッチン換気扇のお手入れ(油汚れで換気効率が落ちていると、油を含んだ水蒸気が室内に漂う)
・室内で喫煙を控える
・焼肉やホットプレート使用時は窓を開ける
エアコン内部のカビ掃除はプロに任せるのがコスパ良し
こまめに普段からお手入れしているご家庭でもエアコンの中はカビが発生しやすい環境にあります。次の項目に心当たりがある場合は、エアコン内部にカビが発生している可能性が高いです。
☑ 1年以上、分解掃除をしていない
☑ エアコンをつけた瞬間のニオイが臭い
☑ 吹き出し口に黒い点々がみえる(スマホのライトで確認)
風が出てくる場所(吹き出し口)についた黒い点々はカビ
エアコンの中は、様々なセンサーや電装があるため、構造を熟知し、エアコン専用の道具や洗剤を扱うプロの掃除領域になります。
この領域を無理やり自分でやろうとすると
・故障
・汚れ残り
・汚れ残りによる悪臭
・汚れ残りによるカビ繁殖
・時間や手間がかかる割にキレイにならない
というリスクを負うことになります。
プロに頼むと、カバーを分解して、一番カビや汚れが多くついた熱交換器の奥や、細かなファンのすみずみまで、エアコン専用洗剤と高圧洗浄の力で、ニオイのもとになっているカビや汚れをごっそり取り除きます。
エアコンのカビ対策を効率的に行うには、もとある汚れはプロの技術で一掃して汚れをゼロリセットし、きれいな状態から自分でできるカビ予防をするのが効果的です。
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この時期は、エアコンクリーニングのご依頼が急増するため、早めのお申し込みがオススメです。
特に初めてエアコンクリーニングを頼む方は、暑さとニオイに我慢できなくなってから申し込むため、すでにどの店舗も空いておらず、予約が1カ月先になるケースが多発しています。
一番エアコンを使う時期に残念な経験をしないためにも、混みあう前の今頼むのがオススメです。
今年はプロのエアコンクリーニングで、エアコン内部からカビ対策してみては?